日高市巾着田の水車修繕工事(2002年)
   
■水車の外周になる用材を刻み加工したものです。   ■木材平割を木取り、小割加工したものです。   ■水車中心部の軸を加工します。
   
■各部材を組み立ててゆきます。

 

■水車の形がだんだん出来上がります。

  ■二つの側面が出来上がりました。
   
■軸が取り付けられました。

  ■円形の側面の間に水受板を挟んで固定します。   ■ステンレス製軸補強金物です。
   
■取り付けた状態の補強金具です。

  ■完成、巾着田の現場へ移送するための準備に掛かります。   ■水車小屋内部で使われているシャフトを点検します。
   
■水車小屋内部で稼働する木製の歯車です。   ■左と同じ

  ■水車をトラックに積み込みます。
   
■小屋に水車を取り付ける作業に掛かります。   ■工事が完了し、市役所による引き渡し検査を受けます。   ■巾着田内の蓮池から水を引くための呼樋です。
  ●水車は、紀元前1世紀の初め頃に西アジアで製粉用の石うすを廻すための動力として作られ、その後ヨーロッパに伝わったと云われています。日本書紀によればわが国に高麗国から水車が伝わったのは7世紀の初頭(610年)のこと。法隆寺の創建が607年ですからほとんど同時期のことといえるでしょう。水車は人類が初めて手にした動力機械として、灌漑、穀物調製から冶金のふいごなど、さまざまな動力に利用されてきましたが、18世紀に蒸気機関が実用化されると、動力源が化石燃料へと移り、その後水車は次第に衰退することになります。しかし、水車は自然エネルギーを利用した無公害の動力として、現在でもわずかではありますが小規模産業で利用されています。ちなみに、水力発電に使われる水力タービンなども、水車の発展したものといえるでしょう。そして、昨今では地球の環境問題を考えるうえで水車はシンボリックな存在となりつつあります。日高市巾着田の水車、いつまでも、いつまでも廻り続けて欲しいものですね。
■呼樋に通水し、水車が廻り始めました。